2025/05/09 01:58
屋号を「アンセナ(UNSENA)」にしたのは、特に深い意味があったわけではありません。
語感が好きだった、というのが正直なところです。
ただ、「unseen(見えないもの)」や「sense(感覚)」という単語にどこか重なる響きがあって、
それが店のコンセプトにも不思議と馴染んだ気がしました。
価値があるかどうかは、誰かが決めた基準で測れるものじゃない。
売れてるとか、有名だとか、そういうことではなくて、
“なんか良い”と思える感覚のほうがずっと大事だと思っています。
有名ブランドのメガネには、完成されたデザインや技術の魅力があります。
もちろん、そういうものも素直にいいなと思うし、いずれ扱いたいとも思っています。
でも今のところは、ちょっと形がいびつだったり、ブランド名がついていなかったり、
いわゆる“洗練”とは少し違うメガネに惹かれています。
完璧じゃない形や、少し時代からズレたような感覚こそ、
ファッションに落とし込んだときに面白くなる気がするからです。
自分のセンスで、なんとなく選んだもの。
でも、それをいいと思ってくれる人がいたらうれしい。
そんな気持ちで、ひとつずつ集めています。